VFR400R(NC30)
乗っていたバイクをちょっと思い出してみようと思う。
1989に発売されたVFR400R。
最高出力59ps 乾燥重量164kg
特徴はV型4気筒エンジン、バックトルクリミッター付きと言った感じ。
あとはプロアーム。
年式によって多少違いがあるかもしれないけど、乗ってたのは前後サスのプリロードとフロントはないけどリアの減衰調整が付いていた。
伸びか縮みかは知らない。
基本的には足がべったり着く感じで現代のバイクよりも全体的に低い。
だからなのかスピードを出すと、かなり安定性があった、最高速は200km以上はしっかり出ていると思う。メーターはかなり振り切るところまでスピードが出るが、安定感は十分。
逆にスピードが出ていないと結構パタパタと倒れるイメージがあった。
コーナーに関しては安定感はしっかりあるんだけど、曲がらない。倒して走る気持ち良さはあるんだけど、曲がらない…もっともっとって行くとコケる感じ。限界が低い。これは詳しく無いのでわからないけど、タイヤが扁平ってのもあるかもしれない。重心も低いし。
バックステップでステップを切り飛ばしても擦ってしまう。もっと曲がって欲しいのにという感じ。
でも楽しさはある。
V4エンジンに関しては、トラクション的に恩恵があったのかもしれない。アクセルワークで吹っ飛んだりってのは無かった。リヤの滑り出しも分かりやすいから滑ってから戻しても間に合ってた気がする。単純に
無いときとの差がわからないのでバックトルクリミッターは正直あんまりよく分かんなかった…。鈍感なだけかもだけど。
あとブレーキが効かない。そこそこスピードが出るコーナー手前で結構ヒヤヒヤした。メンテ不足ってのもあるけど汗。
プロアームは重宝した。普段はツーリングタイヤとかリヤだけでも予備ホイールがあればすぐ変えれるのはありがたかった。
結果的には普段使い、ツーリング、峠、サーキット。いろいろこなしてくれる良いバイクだった。
でもやっぱり設計が古いし、部品も無いから今乗るのは苦労するだろうと思う。
よく言われているステーターコイルの焼きつき。これもやっぱり焼きついた。出先で充電不良は怖い。
それ以外は滅多にトラブルはないけど。ちなみにRVF400(NC35)のステーターコイルに互換性はない。
でも400ccっていうのは日本の道にあっている気がする。